このたび、新川電機株式会社との共同開発製品である「地中変位計 ShapeArray CLOUD」が、新たにNETIS登録番号「QS-240001-A」を取得いたしました。
NETIS登録番号:QS-240001-A
技術名称:地中変位計 ShapeArray CLOUD(シェイプアレイクラウド)
本技術は、一定間隔で3軸重力加速度センサーを搭載したロープ状の地中変位計(ShapeArray)により得られた連続的な変位量を収集するとともに、クラウドサーバ上でグラフを自動生成し、建設現場での地中変位の監視を遠隔地から可能とするシステムです。機器設置・計測・資料整理および建設現場の安全管理を省力化し、従来に比べて施工性が向上する技術として認められました。
NETIS登録を皮切りに、公共工事への入札に際し提出される技術提案への採用実績の拡大を図ってまいります。
<システム概要>
■「地中変位計 ShapeArray CLOUD」について
重力加速度センサーを搭載したロープ状の地中変位計とクラウドシステムを組み合わせ、地盤の挙動を24時間遠隔で監視できるシステムです。設置に際しての専用ガイド管が不要で、従来技術より削孔ボーリング径も小さく済むため、設置時のコストも低減できます。また重力加速度センサーの搭載間隔は25cm、50cm、1m※と3種類あり、監視対象に合わせた最適な計測ピッチを選択できます。さらに鉛直・水平・曲面に設置可能であることから、軟弱地盤での盛土施工管理、トンネル内空変位計測、地すべり監視などさまざまな工種での適用が可能です。加えて、使用後も地中変位計は撤去可能ですので、埋め殺しすることなく、地球環境にもやさしい仕様となっています。
クラウドシステムでは2D・3Dグラフの自動生成および過去データの重ね合わせにより資料整理を省力化すると同時に、地盤の挙動が明確にビジュアルとしてわかりやすくなっているほか、警戒値超過時にメールやパトランプで通知することで、建設現場の安全管理や出来形品質の向上にも貢献します。
※計測間隔1mは水平設置専用となります
<地中変位計外観>
<活用イメージ>
■新川電機株式会社について
新川電機株式会社は、産業界の品質向上・生産性向上・自動化・省力化・環境保全・安全性向上を、最新技術で実現する『技術ソリューション企業』です。1927年の創業以来、石油・化学・鉄鋼を中心とした幅広い領域で不可欠な計測・制御・情報の分野で、常に最新の技術を取り入れ、お客様の生産活動をサポートしています。
本システムで採用している地中変位計ShapeArray(カナダ:Measurand社)だけでなく、その他海外製品も幅広くご提案しています。
所在地 : 〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目3-3 新麹町ビル3階
代表 : 代表取締役 新川 文登
設立 : 1951年11月2日
資本金 : 3億円
事業内容 : 計測・制御機器、環境分析機器等の販売および保守サービス、エンジニアリング、ソフトウェア開発
URL :https://www.shinkawa.co.jp/
■製品ページ
https://www.gembaroid.jp/product/3d_shapearray.html
■NETIS WEBサイト
地中変位計 ShapeArray CLOUD(シェイプアレイクラウド)新技術概要説明情報
■エコモット株式会社プレスリリース
地中変位計『ShapeArray CLOUD』が国土交通省の「NETIS」に登録
https://www.ecomott.co.jp/topics/4836/