汎用端末で正確な計測が可能。高い効率性・生産性の向上が期待できる技術として評価
建設現場向けに開発・提供を行っている配筋検査ARシステム「BAIAS」を活用した工事が、2024年12月20日に、国土交通省主催の「令和6年度 インフラDX大賞」の優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
北海道の十勝地方に本社を置く村上土建開発工業株式会社に「BAIAS」を導入いただいた結果、配筋検査が「汎用端末(iPad Pro)を用いて正確な計測が可能であり、高い効率性・生産性の向上が期待でき、今後波及が期待される」点において評価され、受賞に繋がりました。今般の受賞も契機に、2025年8月期の受注目標数(前年同期比約1.8倍の200件)達成を目指してまいります。
※配筋検査ARシステム「BAIAS」は村本建設株式会社との共同開発製品です。
<受賞概要>
受賞部門:工事・業務部門 優秀賞
受賞業者:村上土建開発工業株式会社 (会社Webサイト:https://murakamidoken.com/)
工事名 :十勝川改修工事の内 西士狩築堤河岸保護外工事
<取組概要>
※赤枠がBAIASに関する内容
出典:国土交通省Webサイト「受賞取組概要(工事/業務部門)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001852737.pdfより抜粋
■「インフラDX大賞」について
インフラ分野において、データとデジタル技術を活用し、建設生産プロセスの高度化・効率化、国民サービスの向上等につながる優れた実績をベストプラクティスとして横展開することを目的とした、国土交通省による表彰制度です。令和6年度は、有効性・先進性・波及性の観点から、計26団体(国土交通大臣賞3団体、優秀賞22 団体、スタートアップ奨励賞1団体)が受賞者に決定されました。
国土交通省 プレスリリース https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001158.html
■BAIAS概要
鉄筋コンクリート構造物の配筋検査を1名でも簡単に実施できるシステムです。iPad ProのLiDARセンサーやカメラを活用することで鉄筋の本数、径(太さ)、間隔を計測し、国交省実施要領の全計測項目に対応します。
設計図と計測結果を比較可能な帳票出力、ダブル配筋計測機能、鉄筋かご計測機能、「重ね継手長」や「定着長」の計測に適した2点間計測機能、レイアウトを自由に変更可能な電子小黒板機能も実装済です。これらの機能により、生産性や作業効率の大幅な改善が期待できます。
<製品外観・利用シーン>
■製品ページ
https://www.gembaroid.jp/product/baias.html
■株式会社GRIFFYプレスリリース
「配筋検査ARシステム『BAIAS®』」を活用した工事が『インフラDX大賞』で優秀賞を受賞しました!
https://griffy.co.jp/news/439