クラウドロガーLTE

NETIS技術名称:クラウド型データ収集ソリューション「CLOUD LOGGER」
無電圧接点出力やアナログ出力を持つ計測機器を接続することで、計測データ等を専用のクラウドサーバに送信し、パソコンやスマートフォン等で、離れた場所から計測データ等をいつでも確認できるようになります。
通信キャリアはKDDI のほかdocomo、SoftBank にも対応し、サーバーを介さず直接警戒値に連動して警報作動するメータリレー機能など、多くの機能が追加されています。
電源を確保できない現場でも、当社の独立電源と組み合わせてご利用いただけます(接続する計測機器が独立電源に対応していない場合はAC100V 電源をご利用ください)。

利用イメージ

機能・特徴

専用の防水コネクタで簡単接続

計測器や連動機器、電源との接続は専用の防水コネクタ(メタルコンセント)で行います。コネクタの極数が接続対象ごとに分かれているため、接続ミスを誘発せず、建設現場での接続が簡単にできます。

マルチキャリア対応

SIMフリー端末であることから、KDDIのほか、docomoおよびSoftbankにも対応しています。

メーターリレー機能

端末にメータリレーを内蔵することで、ロガー内部で警戒値超過判定が可能となり、サーバへの計測データ送信周期に関わらず、即時のパトランプ動作や、より速やかなメール通知が可能となります。

※計測データが警戒値を超えた場合に、連携されたカメラで警戒値超過時の映像を速やかに記録・確認することも可能です。

パトロイドとの併用で緊急性を要する現場の迅速対応に

パトロイド(屋外用ソーラー遠隔パトランプ)の併用により、計測値が警戒値を超えた場合や、メール受信時に連動して遠隔地でパトランプを作動させ、警戒を促すことも可能です。
環境計測システムはもちろん、さまざまな製品に対応しております。なお、パトロイドは緊急地震速報をはじめとした各種気象情報を受信し、警報種別に応じた音声メッセージを流すことも可能であり、単体でもご利用いただけます。

パトロイド(屋外用ソーラー遠隔パトランプ)はこちら

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仕様

クラウドロガー本体の仕様

メーカー (株)GRIFFY
型式 DLX-400-LAD
使用電圧 DC12V DCジャック(EIAJ4,φ5)
電源形状 3pinスプリング接続式コネクター
消費電力 スリープ時:0.36W
待機時:2.4W
最大負荷時:8.9W
通信モジュール マルチキャリアLTE(AMM570)
Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×2ポート
RJ-45コネクタ
シリアル RS-485(Male)×1
RS-232(Dsub9)×1
RS-232(RJ-45)×1
USB USB 2.0 ホスト×1ポート(TYPE-Aコネクタ)
アナログ入力 絶縁型アナログ入力ポート×4 
※分解能 16bit、電圧/電流モード切替
デジタル入力 接点入力×8
※電圧接点入力/無電圧接点入力、フォトカプラー絶縁
リレー出力 フォトMOSリレー出力×4
OS Linux(Kernel 3.13以降)
CPU テキサスインスツルメンツ社 Sitara AM3352
(ARM Cortex-A8 core)1GHz(300MHz~1GHz自動切替)
メモリ構成 NAND FLASH 256MB、DRAM 512MB
NOR FLASH 2MB、EEPROM 2kbyte
SDカードスロット SDHC対応 SDカード×1スロット
使用温度範囲 -20~40℃(CPU 1GHz)
-20~50℃(CPU 300MHz)
使用湿度範囲 20~90%RH(結露なきこと)
寸法 W137×D137×H40.2(mm)(突起部除く)
質量 約700g

クラウドロガーLTE データ伝送盤の仕様

メーカー (株)GRIFFY
型式 CMS-550
測定対象 雨量計:2P防水コネクタ
風向風速計:7P防水コネクタ
騒音・振動計:BNCコネクタ
汎用アナログ信号:端子台
警報出力対象 パトランプ(ブザー音警報機):3P防水コネクタ
三色積層灯(ブザーなし):端子台
LANインターフェース RJ-45
電源 AC100V/DC12V
消費電力 12W
使用温度範囲 -10~50℃
使用湿度範囲 20~85%RH(結露なきこと)
保護等級 IP65相当
寸法 W400×D200×H500(mm)(突起部除く)
質量 約8.5kg(取付金具除く)

※本製品はアンテナが別途必要になります。
※クラウドロガーLTE データ伝送盤は、製造年月により、構成が異なる場合があります。

よくある質問と回答

  • 1人で設置することはできますか

    基本的にすべての製品をお一人で設置可能※ですが、安全性の観点から2人以上で設置いただくことを推奨しております。

    ※設置に高さが必要となる風向風速計は除く

  • クラウドロガーを格納する制御盤のサイズと重量を教えてください

    大きさはW40㎝×D20㎝×H50㎝程度で、重さは取付金具含めて約9㎏となります。

  • モバイル通信圏外でロガー内部にデータを保存できますか

    いいえ。残念ながらロガー内部にはデータ蓄積はできません。
    収集したデータの蓄積はクラウドサーバとなります。

  • モバイル通信圏外で利用したいのですが

    キャリアの通信圏外でのご利用は、衛星通信での対応が基本となりますが、衛星通信をご利用の場合、AC100V電源が必要となります。

    トンネル内など、場所によっては通信ケーブルを延長することで対応できる場合があります。
    お問い合わせください。

  • 特定キャリアの通信しか使えない場所で利用可能ですか

    機器によって対応するネットワークキャリアが異なる場合があるためご注意ください。

    通常のクラウドロガーはauの通信サービスエリア内でご利用いただくこととなりますが、
    同じくクラウドロガーを搭載したサインロイド2はDoCoMoの通信サービスエリアでご利用いただくことが可能です。
    警報出力のみでしたら圏外エリアにおいてもサインロイド2で対応可能です。

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