騒音振動計測

パソコンやスマートフォンなどで、離れた場所から現場の騒音・振動値をいつでも確認できます(最小単位:0.1dB)。事前に設定した警戒値を超えると、担当者にメールで通知します。
パトランプ等の警報装置と連動も可能です。計測データは、単純にデシベル値を出すだけでなく、国が定めた騒音・振動の環境基準への適合評価に用いられる評価量での表示・記録も可能です。
測定結果はインターネット上で表やグラフの形式で確認でき、CSV 形式でダウンロードもできます。

騒音値:最大値、最小値、時間率騒音レベル(L05、L50、L95)
等価騒音レベル LAeq の計測が可能
振動値:最大値、最小値、時間率振動レベル(L10、L50、L90)
等価振動レベル LVeq の計測が可能

利用イメージ

マイクロフォンおよび振動ピックアップの設置方法

国が定める騒音や振動の測定方法に沿った計測を行う上で、機器の設定は出荷段階で調整済みですが、機器の設置場所については現場ごとに調整する必要があります。
騒音計測は通常、マイクロフォン(当器はプリアンプと一体)を敷地境界線付近の地上1.2~1.5mの高さに設置して行います。
また、屋外で正確な計測を行うために、付属の全天候防風スクリーンを取り付けるようにしてください。
振動計測は、測位点の小石や雑草をできる限り取り除き、敷地境界線付近の固い地盤か、道路や縁石等の凹凸のない水平面にピックアップを設置し、風雨の影響がないようにピックアップを丈夫な箱で覆ってください。

機能・特徴

回転灯などの発報機器との連動が可能

管理画面上であらかじめ警戒値を設定しておくことで、異常値を計測した際に回転灯などの発報機器を自動的に作動させることができます。

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設置事例

仕様

計測機器(騒音計)の仕様

メーカー リオン(株)
型式 NL-42A
品名 普通騒音計
型式承認番号 第TS163号
適合規格 計量法・普通騒音計
JIS C 1509-1:2017 クラス 2
JIS C 1516:2014 クラス 2
IEC 61672-1:2013/2002 class 2、ANSI/ASA S1.4-2014/Part1 class 2
周波数重み特性 A、CおよびZ特性
リニアリティレンジ 113dB
レベルレンジ切替器 なし
測定周波数範囲 20Hz~8kHz
使用温度範囲 -10~50℃
使用湿度範囲 10~90%RH(結露しないこと)
寸法 約W76×D33×H250(mm)
質量 約400g(電池含む)

計測機器(振動計)の仕様

メーカー リオン(株)
型式 VM-55
品名 振動レベル計
型式承認番号 第W161号
適合規格 計量法・振動レベル計
JIS C 1510:1995、JIS C 1517:2014
レベルレンジ 10dBステップ6レンジ切替、3方向独立
使用温度範囲 -10~50℃
使用湿度範囲 90%RH以下(結露しないこと)
寸法 約W175×D40×H175(mm)
質量 約780g(電池含む)
振動ピックアップ 基準感度:60mV/(m/s2
使用温度範囲:-10~50℃(結露しないこと)
防水性:IPx7
寸法・質量:約φ67×D40.7(mm)(接続コード除く)、約335g

※ 騒音計・振動計の選定は、お客様のご利用方法や在庫状況に応じて、弊社にて行います。あらかじめご了承ください。
※ なお、計測機器の違いによるシステムとしての機能の差異はございません。
※ 動作確認・清掃・校正については、適時ご利用のお客様にて行ってください。

よくある質問と回答

  • 「振動・騒音」と「風向・風速」の計4項目を同時に接続可能ですか

    振動・騒音と風向・風速の測定方法は根本的に異なるため、上記組み合わせでの接続対応はできません。
    L5,L10を算出するための演算と、10分平均で算出する演算の方法がそれぞれ異なることから、ロガー1台では対応できない仕様となっております。

  • 1人で設置することはできますか

    基本的にすべての製品をお一人で設置可能※ですが、安全性の観点から2人以上で設置いただくことを推奨しております。

    ※設置に高さが必要となる風向風速計は除く

  • 1台のロガーに複数の計測器をつけることはできますか

    はい、最大3台(3項目)まで取り付けが可能です。

    例:風向風速計の場合「風向」と「風速」は2項目
    ※クラウドロガーは最大4chまで接続可能ですが、1chはバッテリー電圧監視用途として固定

  • クラウドロガーを格納する制御盤のサイズと重量を教えてください

    大きさはW40㎝×D20㎝×H50㎝程度で、重さは取付金具含めて約9㎏となります。

  • モバイル通信圏外でロガー内部にデータを保存できますか

    いいえ。残念ながらロガー内部にはデータ蓄積はできません。
    収集したデータの蓄積はクラウドサーバとなります。

  • モバイル通信圏外で利用したいのですが

    キャリアの通信圏外でのご利用は、衛星通信での対応が基本となりますが、衛星通信をご利用の場合、AC100V電源が必要となります。

    トンネル内など、場所によっては通信ケーブルを延長することで対応できる場合があります。
    お問い合わせください。

  • 特定キャリアの通信しか使えない場所で利用可能ですか

    機器によって対応するネットワークキャリアが異なる場合があるためご注意ください。

    通常のクラウドロガーはauの通信サービスエリア内でご利用いただくこととなりますが、
    同じくクラウドロガーを搭載したサインロイド2はDoCoMoの通信サービスエリアでご利用いただくことが可能です。
    警報出力のみでしたら圏外エリアにおいてもサインロイド2で対応可能です。

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